3-⑥ 枠組み⑥

枠組み⑥ 【メンターの役割】

 

1.信頼される人になる(ラポール形成)

 

 メンティに親切にするよう心がけ、ラポール(信頼関係)を作ります。

 

2.悩みを聴く人になる(カウンセリングマインド)

 

 新入職員の不安や心配の種は尽きません。

 

 根気強く話を聴き、寄り添ってあげましょう。

 

3.教育係になる(ティーチング)

 

 一見簡単そうなことが、新人には分かりません。

 

 経験者であっても、職場が変われば分からないことだらけです。

 

 小さなことから、順を追って親切に教えてあげましょう。

 

【留意点】

 

 新人が担当している業務について、新人の直接の上司を飛び越えて指示をしないよう気をつけましょう。

 

 必要な場合は、誰に何を尋ねれば解決しそうか、一緒に考えてあげましょう。

 

4.守り手になる(ガード)

 

 顧客や、利用者、同僚から、いじめやハラスメントにあっていないか注意しましょう。

 

 ベテランの女性職員が、新人の男性職員に、必要以上にきつく当たるケースも良くあります。

 

 新人は、自分からはなかなか声を上げられません。

 

 気が付いたら、メンターが勇気をもって相手に話をし、やめさせなければなりません。

 

5.自己決定支援者になる(コーチング)

 

 将来どんな職業人になりたいのか、理想の姿は人それぞれです。

 

 メンターの意見や価値観を押し付けないようにします。

 

 メンティの話を良く聴き、その姿に近づけるように支援してあげましょう。

 

6.推薦者になる(スポンサーシップ)

 

 メンティがやってみたい業務が他にもあったり、メンティが持つ特別な資質や才能に気が付いたりしたら、上司に推薦します。

 

 そうすることで新人の伸びしろが最大になります。

 

7.応援団になる(チアリング)

 

 メンティが自信無さそうにしている時も、「自分の力で必ずやって行ける」ことを、メンティよりも強く、無条件に信じ、励まし、応援します。