3-② メンターになれる人

〇 経営者・園長はメンターに向いていない

 

残念ながら経営者や園長は、新入職員のメンターに向いていません。

 

私の知る経営者や園長は思いやりのある方が多いです。

 

恐らく、採用したばかりの新入職員に親切に話しかけられたことでしょう。

 

 「分からないことがあったら、いつでも聞いてくださいね」

 

 「私より主任や副主任の方が話しやすかったらそれでもいいですよ」

 

 「何も遠慮しないでいいですからね」

 

さて、新人はそれでなんでも相談してくれるようになったでしょうか?

 

大変お伝えしづらいのですが、新入職員が相談したい人は、経営者でも園長でもありません。

 

それは、3年ぐらい先輩の職員です。

 

ご存知のように、入植して3年も経つと、ほとんどの仕事をこなす力が身についてきます。
新人が困っていることに気づいたら、適切なサポートが出来ます。

 

そして、次が重要なポイントなのですが、その先輩は、自分自身が新人だった頃に、

 

 ・ どんなことに戸惑ったか

 

 ・その時どんな気持ちだったか

 

 ・それをどのように解決出来たか、或いは出来なかったか

 

そのようなことを、まだ3年しかたっていないのでありありと覚えています。
新人の気持ちが手に取るように分かるので、新人に寄り添うことが出来るのです。

 

〇相談出来る人のまとめ

 

 ・3年ぐらい実務経験があり、大方の仕事をこなせるようになっている先輩

 

 ・自分自身が分からないことが多くて困っていた頃のことを、ありありと覚えている先輩

 

経営者、園長は経験が長過ぎるので、メンターの条件からは外れますが、きっとごご納得いただけることと思います。