私は、国が保育施策を大きく転換し、「子ども・子育て支援新制度」を開始した平成27年4月1日に、自分が園長を務めていた保育園を、【幼保連携型認定こども園】に移行させました。
その時、市内に250あ
【メンターがいる職場】
俯瞰して見ると、風通しが良く、働きやすい職場です。
制度の導入後、メンターだけでなく全ての職員が一緒に、新人を見守り育てる機運が生まれました。
これは事前には考えもしなかった変化でした。
【一番成長したのはメンター自身】
メンターになってくれた先輩保育士に対して、私は心の中で、「ただでさえ忙しいのに仕事を増やして申し訳ない」と頭を下げていました。
しかし、驚いたことに、結果的に一番成長したのはメンターでした。
それまでの「自分の仕事をこなすだけ」の職員から、「後輩を育てるという意識を持った」職員に変わりました。
ひと回りもふた回りも大きくなり、人間として成長する姿に私は感動しました。
これは園にとっての大きな収穫でした。
このブログをご覧になっている園長先生方にも、この感動を是非味わっていただきたいと思います。
【意外なことが】
このプログラムのことを耳にしたある有名なテレビ局の人事部から、依頼が来ました。
「新入社員育成プログラムとしてメンター制度を取り入れたいのだが、協力してもらえないか」という要請です。
そのテレビ局に最適化したプログラムを工夫し、ご提案したところ採用され、効果が上がり大変喜ばれました。
私がたまたま開発したプログラムでしたが、それは業態の垣根を超えて効果を発揮する普遍性を持っていたのです。
そのテレビ局とのご縁は、私が大阪の園に異動するまで5年間続きました。
プログラムの普遍性に気づかせてくれた人事部の方に、心から感謝しています。