私の経験から言いますと、メンター制度が特に効果を上げる業界があります。
それは、モノよりヒトに関わる仕事をする業界です。
〇モノに関わる仕事
自分の才能を磨き、活かして、モノ作りをし、人の役立ち、喜ばれる。
マイスター的なお仕事、職人の世界です。。
モノを作る【天性の才能】が活かされます。
人の生活の質を高めるので、大きな目で見れば対人支援と言えなくもないですが、お仕事の基本はモノを作ることにあります。
少々気難しくても、尊敬される業界です。
〇ヒトに関わる仕事
ヒトに直接関わり、利用者の回復や生活の質を上げるための支援をし、幸福度を増す手助けをすることが目標です。
そのため、スタッフの「ヒトと関わる能力」をいかに育てるかが、事業の成否のカギを握ります。
ヒトと関わる【天性の才能】が活かされる仕事です。
ヒトに関わる仕事は、保育園や幼稚園だけではありません。
子育て・医療・福祉は同じ領域です。
ご自分の仕事に、対人援助、接客、相談、指導の場面があるならば、メンター制度が力を発揮します。
具体的な職種として、
看護師、保健師、教師、養護教諭、栄養教諭、子育て支援員、調理師、販売士、テレフォンオペレーター、作業療法士、児童福祉司、精神保健福祉士、スピーチセラピスト、製菓衛生師、鍼灸マッサージ師、相談員、カウンセラー、コーチ、コミュニケーショントレーナー、セラピストなどが思い浮かびます。
恐らく、交番のおまわりさんの技能を育てるのにも力を発揮することでしょう。
ご自分の職場を一度思い浮かべてみてください。