5-② 保育園・幼稚園におけるメンター制度の効果

あなたの園は、少子化による入園児の減少や、中途採用を含む新入職員の早期退職と、その後の採用難に悩んでいませんか?

 

もしそうなら、私の経験上効果が一番高かった「メンター制度」の導入をお勧め致します。

 

メンター制度とは、先輩と後輩が1対1でペアになり、先輩が後輩のさまざまな相談に乗るサポート体制のことです。

 

これまで一般企業で取り入れられて来ましたが、保育園、幼稚園、認定こども園、或いは社会福祉施設や病院では、大きな効果が上がるにも関わらず、実施している所が非常に少ないのが現状です。

 

メンター制度の効果は次のとおりです。

 

・中途採用を含め、新人保育士の定着率が上がる

 

・新人保育士が着実にスキルアップする

 

・先輩保育士のモチベーションや後輩を育てる責任感が強くなる

 

・園全体のコミュニケーションやチームワークが向上する

 

・園の運営に好循環が生まれる

 

これらの効果で、職員の保育力と園への評価が上がり、経営が安定します。

 

メンター制度を導入する方法は難しくありません。
以下の手順を参考になさってください。

 

1.メンター制度を実施する目的を園内、法人内で共有する

 

2.メンターとなる先輩保育士を選び、役割と期待を伝える

 

3.メンターと、メンティとなる新人保育士のペアを組む

 

4.メンターとメンティは定期的に面談を行い、成果を共有し、課題をともに乗り越える

 

5.定期的に、メンターが全員集まる機会を作り、状況を共有し支え合う